京セラ株式会社様
現場で作った棚卸アプリで
巨大倉庫の在庫管理をスマート化
40万点を管理する倉庫業務を支える物流テックとして、全国の拠点へノウハウを展開
京セラ株式会社は、素材、部品から、機器、サービスまで幅広い事業をグローバルに展開するエレクトロニクスメーカー。グループ内で関連する製品や事業をひとつのプロダクトラインとし、その開発、製造、販売、さらに物流にいたるまで幅広く事業を展開している。
同社の物流倉庫では、紙のリストを使って毎日在庫の棚卸を行っている。ある日、新入社員から「棚卸用のアプリを作れないか」という意見を受け、Platioで棚卸アプリを1日かからずに作成、運用を開始した。作成されたアプリは使い勝手の良さから全国の拠点への展開が始まっている。

サッカーコート2面以上の面積を有する巨大倉庫
課題・目的
- 紙の棚卸リストでは受け渡しのために巨大な倉庫内の移動が頻繁に必要で、在庫照合の目視チェックにも時間がかかる
- 目視でのリストチェックでは人的ミスも発生し、倉庫在庫の精度向上に課題があった
- 現場改善のアイディアがあっても、初期投資が必要な場合が多く、チャレンジに二の足を踏んでいた
Platio選定ポイント
- サーバー構築やアプリ構築費など初期投資が不要でコストハードルが低く、業務改善にチャレンジしやすい
- ITの知識に不慣れな現場でもアプリをすぐに作成・運用できるため、業務改善スピードの向上が見込めた
- 丁寧なサポート体制と、真摯に機能要望に対応してくれる開発体制への信頼感
取り組み内容
これまで紙で運用していた棚卸リストをアプリ化。棚卸アプリには入出荷のあった在庫リストが表示されるので、現場ではリストに従って棚卸結果を入力するだけで棚卸報告が完了する。
アプリ活用の様子

アプリならその場で棚卸結果を報告

直感的な操作で報告も簡単
運用イメージ
導入効果
- アプリ上で在庫数を共有できるため、用紙の受け渡しの手間と移動の時間を削減
- 棚卸報告のデータ化により在庫照合を自動化。目視チェックによるミスがなくなり、在庫精度の向上を実現
- 現場の改善提案をアプリに反映して運用できるため、業務改善に直結しやすく、社内での改善提案が活性化
ユーザーのひと言
物流テックと聞くと、AIや最先端なロボットの導入を思いがちですが、そのためには莫大なコストと期間がかかります。しかし、物流現場では「今すぐ」改善できる仕組みを求めています。Platioは低コストかつ柔軟に現場業務のアプリ化を実現できるため、現場で簡単にはじめられる物流テックの第一歩として社内でも好評です。すでに資材部門でも入荷物の異常報告アプリのテスト運用が検討されており、各拠点での展開の早さに驚いています。
物流事業部 事業推進部 システム推進課 髙岡 慎哉 氏
入社1年目の当時、単純な作業に毎日時間が取られる点を改善したいと思い、現場の業務で必ず使用するスマートフォンに目をつけ、棚卸リスト電子化の提案をしました。今回の取り組みが評価されたことで、今後の改善提案のモチベーションにつながりました。
物流事業部 拠点物流部 東日本物流課 印西物流係 宮﨑 優香 氏
巨大な倉庫内では事務所と現場の行き来に10分以上かかります。Platioを導入したことで、用紙の受け渡し移動時の負担がなくなりました。紙媒体の管理も不要になり、用紙コストとスペース削減の効果にもつながっています。
物流事業部 拠点物流部 東日本物流課 印西物流係 橋本 愛美 氏
Android版のリリースに対するコメント
当社では業務のIT化・デジタル化に力を入れており、Platioは低コストで業務のデジタル化を推進できるツールとして導入しました。現場主導で簡単にアプリを作り運用できるため、業務改善に直結しやすく、1拠点で使い始めてすぐに他のシーンや他拠点での活用が期待されていました。この度のAndroid版提供により、いよいよ全国に利用範囲を広げて、業務効率化が加速できることを嬉しく思います。
物流事業部 事業推進部 部責任者 高橋 勝浩 氏
京セラ株式会社 |
---|
所在地 | 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 |
---|
会社概要 | 情報通信、自動車関連、環境・エネルギー、医療・ヘルスケア等の製品・サービスの提供 |
---|
従業員数 | 75,505名(連結、2020年3月31日時点) |
---|
導入時期 | 2019年9月 |
---|
U R L | https://www.kyocera.co.jp/ |
---|
【5分で動画解説】京セラ様事例に学ぶ! 物流業務で利用できるアプリ紹介
Platioの「棚卸アプリ」の事例紹介と実際のアプリ作成を5分でコンパクトにまとめて紹介します。
※動画は、お申し込み完了画面より閲覧できます。
「製造」の関連事例