洛西貨物自動車株式会社 様
配送記録アプリでドライバーの負荷を減少。
写真を証跡にしトラブル防止にも貢献
荷主とのスムーズな情報共有で問い合わせが激減。
データ分析でルート・配車計画を最適化
法人向けの中距離輸送事業を行っている洛西貨物自動車。一部の取り引きでは積込や納品時に対面での貨物の受け渡しを省略し、置き配形式で指定場所へ貨物を届けている。しかし対面でのやり取りがない分、後に配送状況や配送個数といった問い合わせが多く、対応に苦労していた。そこで、Platioで「配送記録アプリ」を作成し、配送予定や積込、納品の様子を写真で窓口担当者や荷主へ共有。配送状況がリアルタイムで共有されたことで問い合わせがほぼ無くなり、写真を証跡として利用することでトラブル予防にもつなげている。
事例のポイント
積込や納品の様子を写真付きで記録できる「配送記録アプリ」を2日で作成。配送状況を荷主と共有することで、問い合わせ削減やトラブル予防につながっている。配送記録アプリは同様の課題を持つ運輸業でも活用できるよう、「ぴくラビ」という名称でサービス化している。
課題・目的
- 置き配形式では配送状況の問い合わせが多く、窓口担当者やドライバーの負担が大きい
- 配送状況はドライバーに確認する必要があり、回答までに時間がかかる
- 回答はドライバーの記憶力に頼る部分も多く、正確性に限界がある
- 納品書などの管理文書も省略しているため配送記録が残らず、遅延や貨物の破損などトラブルの原因になる可能性がある
導入効果
- アプリで配送予定や写真付きの配送状況を荷主に共有し、配送状況の見える化を実現
- 問い合わせがほぼ無くなり、対応窓口やドライバーの負担を大幅に軽減
- 貨物の紛失や破損疑い時、配送記録が証跡となりトラブルを予防。素早い状況確認と原因調査が可能になった
- 配送記録から必要車両数の変化を分析し、配送ルートや配車計画の見直しとコスト削減に貢献
作成したアプリ画面
アプリ活用イメージ
貨物を指定場所まで配送した様子を
撮影し写真をアプリに登録
アプリに登録された配送状況は
リアルタイムで社内や荷主と共有
共有された情報を参照し、問い合わせ対応
登録した情報は配送計画の見直しなど
データ分析に活用
運用イメージ
選定ポイント
- 写真や位置情報など、配送記録に必要な情報を手軽に報告・共有できる
- 配送関連のテンプレートを参考にすることで、容易にアプリ作成のイメージをつかめる
- アプリ開発未経験でもノーコードで手軽にアプリが作成でき、現場や荷主の改善要望に応じた改修も簡単
- トライアル段階から丁寧なサポートにより疑問点を解決でき、安心して利用できた
ユーザーのひと言
配送記録を写真や位置情報とともに残しておくことは、ドライバーをトラブルから守ることに繋がります。配送遅延時にはプッシュ通知で管理者に状況を知らせることで、迅速なイレギュラー対応が可能になりました。また、貨物がトラックいっぱいに積まれている様子をアプリを通して荷主様と確認し、事前に車両数を増便するなど、経験値として共有されていた情報をデータとして共有できるようになりました。このようなデータ活用を通して配送リソースの最適化が可能になり、「2024年問題」に向けた取り組みにもつながっています。
今回の取り組みは現場からも荷主様からも好評で、同じ課題に悩んでいる運輸業でもこのアプリを使えば業務改善が図れると考えました。そこで、Platio Oneという製品を通じ、「ぴくラビ」という名称で配送記録アプリのサービス提供も開始しています。
洛西貨物自動車株式会社
営業部 部長
白石 完 氏 (上)
部品管理課長
山﨑 雅和 氏(中)
輸送課長
松浦 照章 氏(下)
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