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物流コストの削減が難しい理由とコスト削減を成功させるポイントを解説

物流 コスト削減

物流コストの削減が難しい理由

モノを輸送したり、倉庫に保管・管理するといった費用を「物流コスト」といいます。物流コストには主に、以下のように分類されています。

  • 調達物流コスト
  • 販売物流コスト
  • 静脈物流コスト

利益を出すためには、これらのコストをどのように抑えるかが鍵となります。しかし、物流コストを削減するのはとても難しいと言われているのです。その理由には次のようなものが挙げられます。

内訳が見えづらい

物流コストを抑えるのが難しい理由のひとつに、内訳が見えづらいというのがあります。どこにどれだけのお金が使われているのかが分かりづらいということがネックとなっています。

物流というと輸送費だけを考えがちですが、人件費や保管費、設備費や作業費など、様々な部分にコストがかかっています。その範囲が広すぎて、全体の把握が困難になっているのです。規模が大きくなればなるほど、お金の流れを把握できている人は少なくなります。知らず知らずのうちに、必要ない部分にコストがかかっていたというケースも少なくありません。

ヒューマンエラーが起きやすい

人間の手によって作業をしている以上、必ずヒューマンエラーは発生します。些細なミスでも、積み重ねれば莫大なコストがかかります。重大なミスともなれば、状況を改善・修復するために多額のコストを必要とします。

物流需要の急激な増加に対する供給不足・人手不足

国内では少子高齢化が原因で、様々な業種で人手不足に陥っています。物流業はキツイというイメージがあることもあり、職に就く人が減少傾向にあります。さらに働き方改革関連法で定められた労働時間の制限により、収入が激減した人も少なくありません。その結果、退職・転職者が増えたことで人手不足が加速し人件費が高騰しているのです。

人材が不足しているのに対して、物流の需要が急激に高まっています。2020年以前であれば、買い物は店舗まで足を運ぶのが普通でした。しかし、コロナが流行後はインターネットショッピング利用者が急増しました。商品を購入者の自宅まで届ける機会が増加し、需要と供給のバランスが崩れたことが、物流の単価を上げる原因となっています。

物流コストの内訳

物流コストを削減するには、どんな部分にコストがかかっているかを正確に把握する必要があります。「運送費」「保管費」「荷役費」「管理費」「人件費」といった5つのコストについて説明します。

運送費

輸送費は商品を運ぶために使われる費用のことをいいます。代表的なものにはトラックやチャーター機が挙げられます。他にも距離によっては宅配便や航空便といったサービスを利用することがあります。

輸送費には主に、以下のようなものがあります。

  • トラックの維持・燃料費
  • 車両を維持・管理する費用
  • 駐車場費用
  • ドライバー人件費
  • 高速道路の利用料
  • 宅配便・航空便にかかる費用
  • チャーター機にかかる運賃

輸送費は物流コストの中でも把握しやすく、コスト削減がしやすい項目といえます。

保管費

商品を一時的に保管するためにかかる費用のことをいいます。主に倉庫の賃貸料、維持費、管理費、保険料が保管料となります。

自社で倉庫を用意するか外部に委託するかによって、保管料に違いが生じます。外部に委託する場合、利用料や作業量、入出庫にもコストがかかります。

倉庫の保管料には「寄託保管料」と「坪貸し保管料」の2種類あります。寄託保管とは必要な時に必要な期間だけ保管できる点がメリットです。一方、坪貸し保管料は、事前に保管する量が分かっており、必要なスペースを確保したい場合に坪数分だけ借りる方法です

物流が安定し、長期的に借りるのであれば坪貸し保管料が最適です。短期的に少ない商品を保管するのであれば寄託保管を選ぶなど、自社にあった契約方法を選ぶことでコスト削減に繫がります。

荷役費

倉庫や物流センターから荷物や商品の入出庫等をする際にかかる費用をいいます。荷役費には主に、以下のようなものがかかります。

  • 入庫費
  • 出庫費
  • 梱包費
  • 仕分け費
  • 流通加工費
  • その他諸経費

荷役費は「作業時間:1時間あたり○○円」、「作業量:商品1個あたり○○円」の2種類で計算されます。

管理費

物流システムや受発注システムなどの導入・運用費をいいます。商品や荷物の詳細や個数、出荷からいつまでに届くのか、現在はどこにあるのかなど、物流の流れを一元管理するシステムを運用するために費用がかかります。

人件費

作業員や営業担当、システムを維持・管理するために必要な人材にかかる費用です。

物流コスト削減のポイント

物流コストがどこにかかっているかを把握した後に、実際にコスト削減に動き出すことになります。しかし、闇雲に人件費等を削るだけでは、人材不足の加速やシステム管理に不備が出るといった自体を引き起こしかねません。以下ではそのような事態を回避しつつ、効率的に物流コストを削減するためのポイントを解説します。

業務の自動化でミスをなくし人件費を削減

ヒューマンエラーに対応する方法として、業務の自動化が挙げられます。人間が携わっている以上、どれだけ注意していても人為的ミスは起きてしまいます。状況の修復や改善などに人材や費用が使われることでコストがかかってしまいます。業務の自動化により、作業の効率化だけでなくヒューマンエラーを防止することができ、業務効率化にも繋がります。

正しい倉庫運用で保管費や余剰在庫を削減

倉庫の運用を見直すことで、保管費用や余剰在庫削減に繫がります。商品や荷物の量を正確に把握しておらず、曖昧な予想で大きめな倉庫を借りてしまうケースが少なくありません。

大きめな倉庫を借りることで、保管に余裕ができるため安心と考えがちですが、実際にはムダな保管費が発生しているだけです。また、商品が多めに保管できるということは、余剰在庫を生む原因になります。保管費や余剰在庫削減のために、正しい倉庫運用がコスト削減に繫がります。

自社にあったシステム導入で管理費・人件費を削減

自社の状況にあったシステムの導入は、管理費・人件費の削減に効果的です。基幹システムでは拾えない細かいアナログ業務をデジタル化することが物流コスト削減の近道といえます。

基幹システムとの連携ができれば、さらに効率化が見込めるでしょう。現場には細かくて煩雑な業務が多く残っています。アナログ業務が多ければ、それだけヒューマンエラーが起きる確率も高くなります。

非効率的なアナログ作業をデジタル化することで、効率的に作業ができる上にコスト削減にも繫がります。しかし、デジタル化を導入しても、わざわざPCの前に行ったり来たりするのでは意味がありません。そこで、立ち仕事や移動作業の多い現場では、オフライン環境の多い倉庫でも利用できる「モバイルアプリ」がおすすめです。

継続的な改善活動で物流コストに対する意識を向上

業務プロセスのPDCAを繰り返し、改善活動を継続的に実施することで、物流コスト削減への意識が高まり、業務改善の提案力が向上します。同時に取り組みを継続維持する仕組みを作ることで、生産性や精度を維持することが可能です。コスト削減意識を高めておくことで、物流コスト削減への取組みや新規業務への対応の際にも役立ちます。

物流機器&システムの導入は物流コスト削減だけでなく、いろいろな付加価値や相乗効果が見込まれます。しかし、高価な物流機器を次々に導入して負の遺産を抱えてしまっている企業もありますし、荷主との契約が切れて、物流機器のみが残ってしまった企業もあります。費用対効果、付加価値、機器やシステムの柔軟性、保守費用、自社の企業文化などから、システムの選択・導入するのがお勧めです。既存のシステムを活用することも一手ではありますが、自社の特性や運用に合わせてシステムを作るのもおすすめです。

自社専用システムの作成は高額なイメージがありますが、最近では「ノーコード開発」という既に出来上がった機能を組み合わせて自社の運用に合わせたツールを作成する方法もあります。モバイルアプリ作成ツール Platio(プラティオ)なら、100種類以上のテンプレートを選ぶだけで、プログラムの知識や技術がなくても自社の業務に合わせたアプリを自分達で作成できます。、また、月額2万円から導入できるのでスモールスタートからまずは試してみたいという場合にも最適です。

自社アプリ作成によってコスト削減ができた事例

自社アプリを作成できるPlatio(プラティオ)を活用して、業務効率化を実現した事例をご紹介します。

株式会社コネクスト

大型家電を中心に扱う株式会社コネクストは、入荷済みの商品を保管せずに仕分けて出荷する物流センターを迅速に立ち上げる必要がありました。しかし、既存の基幹システムだけでは現場の要望に答えることが困難でした。コストや工数面からも、新機能を一から開発するのも難しいという状況でした。

そこでPlatioを導入して「入出荷管理アプリ」を3日で作成し、基幹システムと連携させることで現場のデジタル化を低コストかつ短期間で実現しました。

コネクスト、入出荷管理アプリを3日で作成、物流センター事業の早期立ち上げに成功

導入効果

  • 基幹システムでは対応しきれない現場の業務を低コストかつ短期間でアプリ化できた
  • アプリ活用によりペーパーレスで業務を推進でき、リアルタイムで現場データの把握・活用が可能になった
  • アプリのデータを基幹システムやモバイルプリンターと連携でき、データ活用が促進された

詳しい導入事例はこちらから

コネクスト、入出荷管理アプリを3日で作成、物流センター事業の早期立ち上げに成功

京セラ株式会社

京セラ株式会社の物流倉庫では、紙を使ったアナログな方法で毎日在庫の棚卸しをしていました。棚卸しリストの受け渡しには巨大な倉庫内を行き来する必要があること、目視でのチェックではヒューマンエラーが発生することなどが課題でした。

しかし、新たにシステムやアプリを導入すると多大なコストがかかってしまいます。そこで、Platioを導入することで、プログラム等の知識がなくても現場に合わせたアプリを低コストで作成・運用が可能になりました。

京セラ、現場で作った棚卸アプリで巨大倉庫の在庫管理をスマート化

導入効果

  • アプリ上で在庫数を共有できるため、用紙の受け渡しの手間と移動の時間を削減
  • 棚卸報告のデータ化により在庫照合を自動化。目視チェックによるミスがなくなり、在庫精度の向上を実現
  • 現場の改善提案をアプリに反映して運用できるため、業務改善に直結しやすく、社内での改善提案が活性化

詳しい導入事例はこちらから

京セラ、現場で作った棚卸アプリで巨大倉庫の在庫管理をスマート化

株式会社クラシック

株式会社クラシックでは、効率的に冷蔵倉庫を活用するためにチャットで占有率などを共有していました。しかし、チャットでは時間が経つほど情報が流れてしまい、欲しい情報を見つけるのに時間がかかっていました。

そこでPlatioを導入して、冷蔵倉庫の占有率や稼働状況を手軽に確認できる「冷蔵倉庫状況確認アプリ」を2時間もかからず作成しました。冷蔵庫内の写真や動画を添付して情報を共有したり、稼働率が高くなった際にプッシュ通知が送られるなどの機能をつけることで、効率的な利用が可能となりました。

クラシック、オフラインでも報告できるアプリで、倉庫の稼働状況を迅速に把握

導入効果

  • 冷蔵庫毎や時間経過という異なる軸から一覧で閲覧でき、状況をスムーズに把握できる
  • 選択式の入力項目を設けたり、オンライン・オフラインを意識しない操作性により作業効率が向上
  • 冷蔵庫毎の稼働記録が蓄積されていくので、長期な視点で運用計画を立てられる機会が創出された

詳しい導入事例はこちらから

クラシック、オフラインでも報告できるアプリで、倉庫の稼働状況を迅速に把握

まとめ

今回は物流コストの削減が難しい理由や、コスト削減のポイントをご紹介しました。

物流業界でコスト削減が難しいとされているのには、以下のような理由があります。

  • 内訳が見えづらい
  • ヒューマンエラーが起きやすい
  • 物流需要の急激な増加に対する供給不足・人手不足

これらの課題を改善するために、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。

  • 人件費削減のために作業の効率化
  • 正しい倉庫運用で保管費や余剰在庫を削減
  • 自社にあったシステム導入で管理費・人件費を削減
  • 継続的な改善活動で物流コストに対する意識を向上

中でも自社の状況に合わせたシステムを使うことで、管理・維持がしやすくなりコストの削減に繋がります。しかし、高価な機器を導入したものの荷主との契約が切れてしまい、ムダなコストをかけてしまうというケースも少なくありません。

Platioであれば月額2万円〜と低コストで導入できる上に、100種類以上のテンプレートから選ぶだけで、専門的な知識がなくても現場の業務に合わせたアプリを短時間で作成・運用できます。

物流コスト削減のために基幹システムやアプリの導入を考えているのであれば、低コストで手軽に自社独自のアプリを作成できるPlatioの利用がおすすめです。

現場で使えるアプリの作成や現場のDX化に向けて下記ページも参考にしてみてください。

Platio編集部 最終責任者:中野

著者画像 中野

2013年にアステリアに入社。制作からディレクションなどPlatioのWEB関連を担当をしています。

           

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