こんにちは、アステリアのワタナベです。
ここ1~2年で、Platioの自治体ユーザーさまが増加中!
ということで、いち早くPlatioを活用しDXに取り組まれた小国町の長谷部さまご協力のもと、自治体ユーザー交流会をオンライン開催しました。当日の様子をレポートいたします^^
まずは、小国町 長谷部さまについて簡単にご紹介。
政策課の課長補佐としてのお仕事の傍ら、Platioを活用してさまざまな業務改善を実施。検温報告からはじまり、被災状況報告、さらには選挙運営や車両管理など作成したミニアプリは数知れず。
”小さく始めて大きく育てる こつこつと現場発のDX推進”というテーマで登壇した昨年度の日本DX大賞では、行政機関部門で大賞を受賞。
まさに、Platioを活用した自治体DXの第一人者ですね…!👏
早速、小国町さまの取り組み事例を紹介してもらいました。
小国町さまでは、渡邉 誠次町長の「限られた人員、人材、財源のなかで、住民サービスを維持、向上させるにはDXが不可欠」という考えのもと、DX推進を決意。
しかし、当初は…
この吹き出し、既視感を感じる方も多いのでは…!?
「あるある~」という声が聞こえてきそうでした。
やれることから「ゴリ押し」するため、長谷部さまを中心にPlatioを活用したDXの取り組みがスタート。
しかし初めから壁にぶち当たります。
とっかかりとしてコロナ禍の検温報告アプリの試験運用から始めたものの、使っても使わなくても良いという状況では、使わない人もいたそうです。
そこで翌年からは、出退勤アプリと統合してタイムカードを廃止し、職員全員がアプリを使う仕組みを構築されます。
職員全員でモバイルアプリの活用をし始めてからは、小国町さまの事例ページにも記載の被災状況報告アプリ、そこから発展して避難者数報告アプリ、同じような仕組みで投票者数報告アプリ、さらに公用車管理アプリにアルコールチェック…と、Platioを活用してさまざまなDXを推進していきます。
とても順調に見える小国町さまの取り組みですが・・・最後に衝撃の展開が!
一番の悩みは、通常業務の忙しさも相まって、アプリ作成者・アプリ数ともに伸びないことで、業務上の課題は感じているものの、それをアプリで解決という流れがなかなか出来ないとのことでした。
そこで、小国町さまでは新たにDX推進チームを設置予定、というところでプレゼンが終わりました。
DX推進チームには、なんと14名も立候補があったとのこと。果たして、小国町さまのお悩みは解決に向かっていくのか!?今後の展開が気になります!
長谷部さまのプレゼン後は、参加者で情報交換を行いました。やり取りの一部をご紹介します。
Q.小国町さまの事例でも話題に挙がっていた、”通常業務が忙しくてDXの取り組みが広がらない”問題について。民間企業では、”若手を中心に…”というような事例も見ましたが、そうした施策を行っているところはありますか?(参加者さま)
若手など年齢にこだわらず課題を吸い上げて、現状あるツール(Platioに限らずExcel関数やホームページの軽微な修正など)でどれだけ解決できるかを試行し、”ちょっとした成功事例”をどんどん作っていく(参加者さま)
Q.業務上の課題をPlatioで解決できる、ということを、職員にどのように周知しましたか?また、アプリ化を進めるにあたり、技術的なサポートはアステリア社から受けましたか?(参加者さま)
職員への周知は行っておらず、課題抽出を先行したが、あまり課題があがってこなかった。それも課題だと感じている。技術的なサポートはアステリア社との定例会などで質問し解決。(小国町さま)
Q.自治体につきものの人事異動に備えて、Platioの技術継承はどのように考えていますか?
小規模な組織のため、引き継ぎ書を作成して支援予定。 あとはDX推進チームの構築のため、Platioでの業務改革が向いていそうな人に根回しを行っておく、アプリがブラックボックス化しないようにマニュアルを作っておく、などの対応をしていく予定(小国町さま)
小国町の長谷部さまと直接話せる貴重な機会ということで、想定よりたくさんの方にご参加いただきました。
自治体ユーザー交流会は、第二回も計画中です。Platioを利用中の方はもちろん、利用を検討している自治体さまもご参加いただけますので、興味がある方は弊社までお気軽にご相談ください^^