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不動産物件における調査報告の負担を削減しよう

Platioでは様々な業種、シチュエーションで活用できるテンプレートが100種類も用意されています。本シリーズではその中から選りすぐってテンプレートの特徴と活用方法、カスタマイズのアイディア、ヒントなどを発信していきます。第11弾は「不動産物件調査票」テンプレートを紹介します。

不動産物件調査票

物件調査について

不動産取引に際してトラブルや損害がないように対象の物件・不動産の権利関係や、相隣関係を充分調査する「物件調査」は不動産業者の営業担当者にとって重要な仕事の一つです。

物件調査の種類として法務局や役所に出向いて所有権や権利関係を確認するほかに、現地調査という最も大事で大変な調査があります。どんなに書類を集めて図面を眺めても、現状その土地や建物がどうなっているかを目視確認して記録することが欠かせません。道路の幅員などは実際に測りますし、上空の状態(架線、屋根など)上下水道や側溝も確認します。騒音、においなど現地に行かないと分からない隠れた問題の発見や、近隣関係まで徹底的に調べます。

「不動産物件調査票」テンプレートは、こうした不動産の現地調査をサポートするテンプレートです。物件の一覧管理と、物件に対する現地調査の記録をiPhoneやiPadからスマートに行うことができます。

不動産物件調査票

Platio利用イメージ:不動産物件調査票

物件IDの登録方法と注意点

テンプレートを使うにあたって、まず予め調査対象になる物件の基本情報を登録します。アプリからでも物件を追加できますが、数が多い場合は管理画面(Data Console)からCSV形式で一括インポートした方が便利です。テンプレートの使い方ガイドにはCSVファイルの各項目についてのルール等が記載されていますが、具体的にどうやってCSVファイルを作ればいいのかを補足しておきます。

まずExcelで新規ブックを作成し、シートの1行目の一番左のセルから順番に「物件ID」「分類」「住所」…と項目のタイトルを入れていきます。そして2行目からはそれぞれの項目に応じた実データを入力していきます。

ここで、ちょっと疑問に思うところがありました。「築年月」という列が必須項目なのですが、集合住宅や戸建てならまだしも、土地に築年月ってあるのでしょうか?必須項目ですので、「-」(ハイフン)などを入力して登録するしかありませんが、築年月を必須項目にする意味がない、と思われる方はどうすればよいでしょうか。

こういう時ユーザー自身でアプリを簡単に修正できるのがPlatioの特長で、Platio Studioにログインし、本プレートの「物件ID(登録用)」ミニアプリの「築年月」フィールドを編集し「必須」のチェックを外して保存するだけで築年月を任意項目にできます。おそらく数分もかからず完了する作業だと思います。保存した後は「デプロイ(本番反映)」を忘れないようにしてください。

さて、Excelにデータ入力が完了したら保存するのですが、このとき「ファイルの種類」で「CSV(UTF-8)」を選択して保存します。(Microsoft Excel for Office 365 バージョン1906の場合)そのままExcelブック形式で保存してしまうとCSVファイルになりませんので注意してください。

これでPlatioへインポート可能なUTF-8形式のCSVファイルが完成です。なおファイルを保存したときにUTF-8がつかないただのCSVを選択すると、形式はShift-JISになります。そのときはData ConsoleのエンコーディングをShift-JISに変更してください。

多機能のiPhone/iPadを使い現地調査を効率化

物件データが登録できたら現地調査において該当する物件IDの物件調査票をタップし、調査項目を入力していきます。

「公図、測量図との相違はないか」「越境はないか」など、操作の簡単なPlatioに基本的なチェック項目をフォーム化して搭載していますので、項目に沿って入力していくことで現地調査時の確認漏れや記入漏れを防ぎ、作業の効率化を図ります。もちろんテンプレートのチェック項目は追加や変更が自由に行えますので、自社独自のフォーマットに変更可能です。

紙の調査票で現地調査を実施した場合、以下のような道具を現場で使い分けることになると思います。

  • 紙のチェックシート
  • ペン
  • カメラ
  • 巻き尺

現地調査では屋外に立ちっぱなしの状況なので、調査中メモを取るのが難しいことがあります。風が強い日に紙が飛ばされたり、雨の日などは紙が濡れてしまったりすることもあるでしょう。アプリを利用することによってiPhone/iPad1台に集約できるので、負担が軽減され作業に集中できるようになるでしょう。Platioがチェックシートとペン代わり、iPhone/iPadで写真を撮影できるほか、AR機能を用いた巻き尺アプリも登場しています。また、暗くなってきても懐中電灯機能を備えています。

登録した情報はパソコンからExcel形式やCSV形式でエクスポートできるため、他システムへの再登録や加工も簡単です。

Platio:調査結果入力画面
調査結果入力画面

まとめ

数ある不動産営業の業務の中でも現地調査は、モバイル端末を利用して現場状況の情報収集を簡単な操作で行う、かつデータを迅速に共有するというPlatioの強みが最大限発揮され、業務を効率化できるポイントといえます。不動産取引におけるトラブルを防止するために重要な作業といえる現地調査ですが、手書きのメモをデータ入力し直す、写真データをメモリカードで移動する、等といった負担については軽減するにこしたことはありません。より現地での視察に注力を捧げられるようテンプレートを活用してみていただくのはいかがでしょうか。

今回紹介したアプリのテンプレート詳細はこちら

           

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