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備えあれば憂いなし!危険地域の調査報告とデータ管理に使えるアプリとは

Platioでは様々な業種、シチュエーションで活用できるテンプレートが100種類も用意されています。本シリーズではその中から選りすぐってテンプレートの特徴と活用方法、カスタマイズのアイディア、ヒントなどを発信していきます。第9弾は「危険地域情報」テンプレートを紹介します。

危険地域情報

危険地域情報特定の必要性

日本は古来より自然災害が多い国です。たびたび巨大地震に襲われ、台風も毎年のように爪痕を残していきます。また最近では地球温暖化・異常気象による影響か、豪雨による浸水や土砂崩れの被害も多発しています。

災害が発生してからでは遅く、普段から災害に対して備えておくことが重要なのはいうまでもありません。平成11年6月29日、広島において集中豪雨による土砂崩れが発生し、死者・行方不明者32人を出す災害になったのを受け、土砂災害のおそれのある区域について、危険の周知や警戒避難体制の整備などの対策を推進する「土砂災害防止法」が制定されました。

これに基づいて、各地方自治体でがけ崩れや土石流、地すべりなどの災害の危険が発生するおそれがある土地について危険地域を特定することが求められ、その情報はインターネット上でハザードマップとして見ることができます。土砂災害だけでなく浸水についても同様で、河川が氾濫した際、低地でどのくらいの水位が浸水してくるかを確認することが可能です。

こうした危険地域の特定とマップ作成にあたっては、机上調査に加え、リスクの評価や現況確認のために現地調査が必要であり、各地方自治体が調査業者に委託して実際の土地を見て回る調査を実施するようです。「危険地域情報」は、こうした調査をする際に活用できる、地域の危険箇所をチェックし記録するテンプレートです。

Platio利用イメージ:危険地域情報

Platio利用イメージ:危険地域情報

危険地域情報アプリテンプレートの特徴と使い方

このテンプレートでは特に「スタッフ」「管理者」といった複数の異なる役割を持つサンプルユーザーは設定されていません。単一のユーザーのみで、情報の登録~参照、エクスポートまでを行います。

ログインすると、今まで登録された危険地域情報のレコード一覧が表示されます。それぞれの情報をタップすると詳細情報が参照でき、情報を再編集することも可能です。ビューを位置情報に切り替えると、地図上で危険地域が表示されます。アイコンは、危険地域を登録する際にアップロードした写真データが縮小表示されます。

調査員が危険地域情報の新規レコードを登録するには、画面右下の+をタップします。調査員は日時、天候、調査地点の名称を入力し、危険があれば「危険の有無」スイッチをタップします。すると危険種別から危険度など、具体的な情報を入力するフィールドが出てきます。写真と動画をアップロードすることも可能です。

危険地域レコードを登録する際の調査地点の情報はスマホのGPSにより現在地となりますが、実際の調査地点から離れた場所にいてレコードを登録したいときはどうすればよいでしょうか? 地図上を指で長押しすると、その場所に調査地点のピンが移動しますが、新規レコードの登録画面においては地図表示が小さく、操作しにくい場合もあるでしょう。そんな時は、虫眼鏡のマークをタップしてそこに調査地点の住所を入力する方法が便利です。そうすればピンの位置も正確に移動するので、より情報の精度が高くなるでしょう。

Platioアプリ:危険地域情報

一覧画面

Platioアプリ:危険地域情報

地図表示画面

Platioアプリ:危険地域情報

報告入力画面

メリットとデメリット

このテンプレートのメリットは、調査員がスマホを使用して現地調査した情報が即時にクラウド保存され、情報共有される点です。写真や動画、位置情報といったスマホの特徴を活かし簡単な操作で報告が完了し、データはパソコンの管理画面(Data Console)からExcelやCSV形式でダウンロードして集計することができます。

調査員が紙で書き起こしたレポートとデジカメで撮った現地の写真や動画を提出したとしたら、それらを紐づけた上で単一のシステムにデータとして整理するためには、かなり手間がかかります。このテンプレートを使うことでそのような負担も軽減され、スマホ1台で危険地域情報のデータベース化が完了します。

対してデメリットは、危険地域が点で登録されることで、エリア(範囲)で登録・表示できないことでしょうか。各自治体などが公開している土砂災害、水害のハザードマップを見ると、地図上で危険地域がエリア指定され、さらに土砂災害の危険度や想定される浸水の深さに応じて色分けなどされています。危険地域を地図で参照する場合は、このようにエリアで色分け表示されていた方が見やすいところではありますが、残念ながらこのテンプレートにはそこまでの機能はありません。

活用のヒント:交通事故危険地点情報

地図上で危険エリアの表示はできず、あくまでスポットでの表示になるため、危険地域というよりは危険地点の登録と言ったほうがが適しているかもしれません。そこで考えてみたアプリの編集例が、「交通事故危険地点情報」です。といってもテンプレートの仕組みは全く変えず、ただ「危険種別 – 地すべり 氾濫」などの選択項目を「交差点形状 – 十字路 五差路」などの名称に変更するだけです。

これだけで自然災害の危険地域情報一覧から、交通事故の危険個所の情報を収集するアプリに早変わりします。調査員は実際に危険な交差点を車で走行し、現地の写真や、交差点を通過するシーンを動画に収めて登録します。ドライブレコーダーでヒヤリとした際の動画をアップすると、よりリアルかもしれません。

交差点に限らず、狭隘路や、ついスピードを出しすぎてしまう道、水が溜まりやすいガード下なども調査対象にしてよいと思います。こういった情報から地域の交通事故危険マップができあがり事故防止に活用できるでしょう。バス会社、タクシー会社などが利用してもよさそうです。

まとめ

以上、「危険地域情報」テンプレートを紹介してまいりました。スマホは調査におけるデータの収集に適したツールとなっており、紙やノートパソコンを使うのに比べて手軽に効果的な現地調査ができます。さらにPlatioは収集したデータがクラウド保存され、それをすぐに参照することができるため、情報の速やかな公開にも繋がるでしょう。今後も自然災害と向き合うことが必須といえる私たちにとって、役立つテンプレートであることに間違いありません。

今回紹介したアプリのテンプレート詳細はこちら「Platioアプリテンプレート:危険地域情報

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