Platioの便利な機能や新しくリリースした機能などをPlatioオススメ機能として紹介していきます。
データポケットのフィールドに値を入力した際に、その値を検証し、結果によってはレコードを登録させず、エラーメッセージを表示させたいことがあるかと思います。
今回は、フィールドへの文字、数字などの入力値を制限させる方法と入力値の検証や、それに伴う任意のエラーメッセージを出力させる方法について紹介します。
郵便番号や商品コードなどテキストフィールドに入力する文字情報を任意の規則に従って入力させたい場合は、[高度なプロパティを表示]をクリックして表示される[パターン(正規表現)]に任意の規則(書式)を設定します。
ここでは、郵便番号、先頭はAからZの2文字+数字5桁で構成される7桁の商品コードのパターン(正規表現)を例に記述の仕方を簡単に紹介します。
郵便番号のパターン(正規表現)の例:
^[0-9]{3}-[0-9]{4}$
先頭はAからZの2文字と数字5桁で構成される7桁の商品コードのパターン((正規表現)の例:
^[A-Z]{2}[0-9]{5}$
上記は一例ですので、パターン(正規表現)の他の記述方法などについては、インターネット上に情報が掲載されていますので、ご自身で確認してみてください。
指定したパターン(正規表現)に一致しない場合には、デフォルトのエラーメッセージ”有効な値を設定してください”が表示されますが、任意のエラーメッセージを表示したい場合には[エラーメッセージ]プロパティに表示したいエラーメッセージを設定します。
Platioアプリで実際にデータポケットに値を入力して動作を確認してみます。
指定したパターン(正規表現)に一致した場合は、レコードの登録を行うことができますが、一致しない場合、エラーメッセージが表示され、レコードを登録することができなくなります。
数量などの値に入力できる数値の範囲を指定したい場合は、[高度なプロパティを表示]をクリックして表示される[最小値]、[最大値]に任意の値を設定します。先程と同様に任意のエラーメッセージを表示したい場合には[エラーメッセージ]プロパティに表示したいエラーメッセージを設定します。
Platioアプリで実際にデータポケットに値を入力して動作を確認してみます。
入力された値が指定範囲内の場合は、レコードの登録を行うことができますが、指定範囲外の場合、エラーメッセージが表示され、レコードを登録することができなくなります。
値の検証には、”条件”と”式”の2種類があり、”条件”は値の検証プロパティを設定するフィールドに入力された値を指定した条件で検証し、”OK”か”エラー”を判定します。例えば、数値計算フィールドの結果が100以上の場合は”OK”とし、それ以外の場合はエラーとすることができます。
”式”はPlatio式で指定された条件を検証し、真偽を判定します。他のフィールドに入力された値を使った条件も指定することができますので、開始日時と終了日時のフィールドがあり、終了日時のフィールドには開始日時より後の日時を入力しないとエラーにさせることが可能です。
値の検証についてもPlatioアプリで実際にデータポケットに値を入力して動作を確認してみます。
設定した条件に一致しない場合は、エラーメッセージが表示され、レコードを登録することができなくなります。
また、値が入力されていない場合に検証を実行させるには、[値の検証]プロパティを設定した上で、[値が入力されていない場合も検証する]にチェックを入れます。
Platioアプリではレコードを登録する際にチェックが動作し、エラーの場合は [エラーメッセージ]に設定したメッセージが表示されます。
パターン(正規表現)や最小値/最大値、値の検証、エラーメッセージを設定いただくことで、入力値によってレコードを登録させず、任意のエラーメッセージを表示させることができますので、ぜひ利用してみてください!