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リスクアセスメントシートの書き方|記入例付きでわかりやすく解説

リスクアセスメントシートの書き方|記入例付きでわかりやすく解説

リスクアセスメントシートの作成を求められたとき、「何から手をつければよいか分からない」と悩む担当者は少なくありません。本記事では、労働安全衛生法で実施が推奨されているリスクアセスメントについて、シートの目的から具体的な書き方まで、わかりやすい記入例とともに解説します。

業種別の記入例や、すぐに使える基本テンプレートも紹介するため、はじめての方でも実務にそのまま活用できます。

目次

1. リスクアセスメントシートとは?目的と義務化の背景を解説

2. 【無料】リスクアセスメントシートのテンプレート(Excel形式)

3. リスクアセスメントを実施するための5つの基本ステップ

4. 【記入例でわかる】リスクアセスメントシートの項目別書き方

5. 【業種別】リスクアセスメントシートの書き方と記入例

6. リスクアセスメントシートを効果的に運用する3つのポイント

7. 紙のリスクアセスメントシートをやめて、現場でスマホ運用する方法

8. 現場から報告を完結!モバイルアプリ作成ツールPlatioとは

9. リスクアセスメントを業務アプリで効率化した事例

10. リスクアセスメント シートに関するよくある質問

11. まとめ|リスクアセスメントは「作って終わり」ではなく「現場で回す」もの

リスクアセスメントシートとは?目的と義務化の背景を解説

リスクアセスメントシートとは、職場に潜む危険性や有害性を特定し、それらが労働災害につながる可能性や重大性を評価・記録するための文書です。このシートを作成する目的は、リスクを体系的に管理し、優先度の高いものから対策を講じることで、安全で健康的な職場環境を構築することにあります。労働災害を未然に防ぐための重要なツールとして機能し、安全衛生活動の中心的な役割を担っています。

労働災害を未然に防ぐために危険要因を管理する書類

リスクアセスメントシートは、作業現場に存在する潜在的な危険要因(ハザード)を明確にするための書類です。例えば、「床が濡れている」「機械の安全カバーが外れている」といった具体的な危険状態や、「高所での作業」「重量物の運搬」といった危険な行動を洗い出します。

これらの要因がどのような災害につながる可能性があるかを評価し、適切な管理策を講じることで、事故の発生を未然に防ぎます。

労働安全衛生法により事業者に実施が義務付けられている

リスクアセスメントの実施と結果の記録は、労働安全衛生法第28条の2によって、一部の業種を除くすべての事業者に対して努力義務とされています。特に、製造業や建設業など、特定の危険性を伴う業種では化学物質のリスクアセスメントが義務化されています。

法令遵守の観点からも、リスクアセスメントシートを用いた適切な管理体制の構築は、事業者にとって不可欠な取り組みです。

【無料】リスクアセスメントシートのテンプレート(Excel形式)

リスクアセスメントシートを一から作成するのは手間がかかります。ここでは、実務ですぐに活用できるテンプレート(雛形・ひな形)を紹介します。

Excel形式のテンプレートが一般的で、自社の状況に合わせて項目を編集したり、計算式を追加したりすることも容易です。自社に適した雛形を選んで、効率的にリスクアセスメントを進めてください。

厚生労働省推奨のシンプルなフォーマット

厚生労働省は、リスクアセスメントの実施を支援するため、汎用的なシートの様式を公開しています。このフォーマットは、「作業内容」「危険性又は有害性」「リスクの見積り」「リスク低減措置」といった基本的な項目で構成されており、業種を問わず幅広く活用できる点が特徴です。

初めてリスクアセスメントに取り組む場合や、どの様式を使えばよいか迷った際は、まずこのシンプルなフォーマットから始めるのがおすすめです。

すぐに使える業種別のフォーマット

より専門的なリスク評価が求められる業種向けに、特化したフォーマットも存在します。例えば、建設業向けには重機作業や高所作業の項目、製造業向けには機械設備や化学物質に関する項目が、それぞれ詳細に設定されたテンプレートがあります。自社の事業内容に近いフォーマットを活用することで、より具体的で実効性の高い危険性の洗い出しと評価が可能になります。

リスクアセスメントを実施するための5つの基本ステップ

リスクアセスメントは、定められた手順に沿って体系的に進めることが重要です。ここでは基本的な5つのステップを紹介します。この流れに沿って作業を進めることで、抜け漏れのない評価が可能となり、職場の安全性を効果的に高めるためのチェックができます。

まずは、この手順全体を把握することから始めましょう。

ステップ1:作業に潜む危険性や有害性を特定する

最初に行うのは、職場にどのような危険が潜んでいるかを洗い出すことです。作業手順書や過去の災害事例を参考にしながら、個々の作業に潜む「危険性や有害性(ハザード)」を特定します。

機械設備・化学物質・作業環境・作業方法など、あらゆる観点から検討しましょう。現場の作業員からのヒアリングも、潜在的なリスクを発見する上で非常に有効な手段となります。

ステップ2:特定したリスクの大きさを数値で見積もる

次に、特定した危険性や有害性が、実際に労働災害を引き起こす可能性の大きさと、災害が発生した場合の重大性をそれぞれ評価します。一般的には、「可能性」と「重大性」をそれぞれ3〜5段階の点数で評価し、両者を掛け合わせることでリスクの大きさを数値化します。この客観的な見積もりにより、対策の優先順位を判断する基準が明確になります。

ステップ3:リスクの見積もり結果から対策の優先順位を決定する

ステップ2で見積もったリスクの大きさに応じて、対策を講じる優先順位を決定します。リスクの点数が高いもの、つまり「発生可能性が高く、結果が重大」なものほど、優先的に対策を講じる必要があります。

リスクマトリクス(縦軸に重大性、横軸に可能性をとった図)を用いてリスクレベルを視覚化すると、どのリスクから対処すべきかが一目で判断しやすくなります。

ステップ4:優先順位に基づきリスク低減措置を検討し実行する

優先順位の高いリスクに対して、具体的な低減措置を検討し、実行に移します。対策には、次の階層があり、上から順に優先的に検討します。

  • 除去:危険な作業そのものをなくす
  • 代替:より安全な機械や物質に置き換える
  • 工学的対策:安全装置・カバー・換気装置などを設置する
  • 管理的対策:マニュアル整備・教育・作業手順の見直し
  • 保護具の使用:個人用保護具で人的にリスクを下げる

これらの対策を組み合わせ、リスクを許容可能なレベルまで低減させることを目指します。

ステップ5:実施した措置の内容と結果を記録に残す

最後に、実施したリスク低減措置の内容と、その結果(対策後にリスクがどの程度低減されたか)をリスクアセスメントシートに記録します。この記録は、リスクアセスメントが適切に行われたことの証明になると同時に、将来の安全活動のための貴重な資料となります。

また、新たな危険性が生じたり、作業内容に変更があったりした際には、この記録を基に見直しを行います。

【記入例でわかる】リスクアセスメントシートの項目別書き方

ここでは、リスクアセスメントシートの主要な項目について、具体的な記入例を交えながら書き方を解説します。各項目で何をどのように記述すればよいかを理解することで、初めての方でも迷うことなくシートを埋められます。自社の状況に合わせて応用しながら、内容を記述してください。

①作業内容:具体的な作業単位で明確に記載する

「作業内容」の欄には、リスクを評価する対象の作業を具体的に記載します。「プレス作業」のように大まかに書くのではなく、「プレス機への金型取付作業」「プレス機による鋼板の加工・取出し作業」のように、できるだけ細分化して記述します。

作業単位を具体的にすることで、その作業に特有の危険性を特定しやすくなり、評価の精度が向上します。

②危険性又は有害性:災害の原因となりうる事象を具体的に挙げる

この項目では、特定した作業に潜む危険性や有害性を具体的に記述します。「危ない」といった抽象的な表現ではなく、「プレス機の金型交換中、上型が落下し挟まれる」「加工中、機械に手を巻き込まれる」のように、「何が原因で」「どのような災害が起こるか」を明確に記載することが重要です。これにより、今後のリスク見積もりや対策の検討が的確に行えます。

③リスクの見積もり(重大性・可能性):評価基準の具体例を解説

特定した危険性が災害に至る「可能性」と、災害が発生した場合の「重大性」を数値で評価します。例えば、以下のような3段階評価の基準をあらかじめ設定しておきます。

重大性

  • 3点:死亡・後遺障害
  • 2点:休業災害
  • 1点:不休災害

可能性

  • 3点:頻繁にある
  • 2点:時々ある
  • 1点:ほとんどない

この基準に基づき、客観的な評価を行います。

④リスクレベルの評価:見積もり結果から優先度を判断する

リスクレベルは、「重大性」と「可能性」の評価に基づいて算出されます。例えば、重大性3点・可能性3点の場合、9点となり、最高レベルのリスクと判断されます。この点数に応じて、対策の優先度が決定されます。

  • レベルⅢ(6〜9点):優先的に対策を講じるべき
  • レベルⅡ(3〜4点):速やかな対策が推奨される
  • レベルⅠ(1〜2点):許容可能な範囲

このようにレベル分けすることで、取り組むべき対策の優先順位が明確になります。

⑤リスク低減措置の内容:誰がいつまでに何をするか具体的に書く

リスクレベルが高いと判断されたものについて、具体的な対策内容を記載します。「安全対策を徹底する」といった曖昧な記述ではなく、「20xx年x月末までに、プレス機に光線式安全装置を設置する。担当:〇〇部△△」のように、5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)を明確にして記述します。

これにより、対策の実行責任と期限が明確になり、計画的に改善を進められます。

⑥措置実施後のリスク評価:対策によってリスクが低減されたか再評価する

低減措置を実施した後に、再度リスクの見積もりを行います。対策によって「可能性」や「重大性」がどの程度下がり、リスクレベルが許容可能な範囲(例:レベルⅠ)にまで低減されたかを確認します。

この再評価により、講じた対策が有効であったかを客観的に判断できます。もしリスクが十分に低減されていない場合は、追加の対策を検討する必要があります。

【業種別】リスクアセスメントシートの書き方と記入例

リスクアセスメントで特定される危険性は、業種や作業内容によって大きく異なります。ここでは、代表的な3つの業種(製造業、建設業、化学物質取扱作業)を取り上げ、それぞれの状況に即したリスクアセスメントシートの記入例を紹介します。自社の業種に近い例を参考に、評価のポイントや対策の立て方を具体的にイメージしてください。

製造業におけるプレス機作業の記入例

製造業の工場では、プレス機や旋盤といった機械設備に起因する労働災害が多く見られます。特にプレス機作業では、「挟まれ・巻き込まれ」が重大なリスクとなります。

項目 記入例
作業内容 プレス機での金属部品の加工
危険性 加工中に金型の間に手を挟まれる
リスク見積もり 重大性「3」× 可能性「2」= リスクレベル「6」
低減措置 光線式安全装置を設置し、作動中は金型が動かないようにする
措置後の評価 重大性「3」× 可能性「1」= リスクレベル「3」

建設業における高所作業の記入例

建設業では、墜落・転落災害が最も多い死亡災害となっています。足場上での作業は、常にこのリスクと隣り合わせです。

項目 記入例
作業内容 高さ5mの足場上での外壁塗装作業
危険性 足場から身を乗り出した際にバランスを崩し墜落する
リスク見積もり 重大性「3」× 可能性「2」= リスクレベル「6」
低減措置 作業床に手すりを設置し、作業員に安全帯(要求性能墜落制止用器具)の使用を徹底させる
措置後の評価 重大性「3」× 可能性「1」= リスクレベル「3」

化学物質を取り扱う作業の記入例

特定の化学物質を取り扱う作業では、ばく露による健康障害や火災・爆発のリスク評価が不可欠です。

項目 記入例
作業内容 有機溶剤(トルエン)を用いた部品の洗浄作業
危険性 作業場の換気が不十分で、蒸気を吸い込み有機溶剤中毒になる
リスク見積もり 重大性「3」× 可能性「2」= リスクレベル「6」
低減措置 局所排気装置を設置して蒸気を屋外に排出し、作業員に防毒マスクを着用させる
措置後の評価 重大性「2」× 可能性「1」= リスクレベル「2」

リスクアセスメントシートを効果的に運用する3つのポイント

リスクアセスメントシートは、作成すること自体が目的ではありません。作成したシートを形骸化させず、職場の安全レベルを継続的に向上させるためには、効果的な運用が不可欠です。

ここでは、そのために押さえておくべき3つの重要なポイントを解説します。これらの点を意識することで、リスクアセスメント活動がより実践的で意味のあるものになります。

【ポイント1】現場の作業員を交えて危険性を洗い出すこと

リスクの洗い出しは、管理者や安全担当者だけで行うのではなく、必ずその作業を日常的に行っている現場の作業員を交えて実施することが重要です。机上の検討だけでは見落としがちな、実際の作業に潜む危険性(ヒヤリハット)について、最もよく知っているのは現場の作業員です。全員参加のワーク形式で進めることで、より実態に即したリスクの特定が可能になります。

【ポイント2】作成したシートは必ず作業員全員に周知徹底すること

作成したリスクアセスメントシートは、書類として保管するだけでは意味がありません。朝礼やミーティングの場で内容を共有し、どのような危険が存在し、どのような対策が講じられているのかを作業員全員に周知徹底する必要があります。KY(危険予知)活動のツールとして活用するなど、日々の安全意識を高めるための材料として積極的に用いることが求められます。

【ポイント3】作業内容に変更があった際は都度見直しと更新を行うこと

リスクアセスメントは一度実施したら終わりではありません。新しい機械を導入したり、作業手順を変更したりした際には、新たな危険性が生じる可能性があります。

そのため、作業内容に何らかの変更があった場合は、その都度リスクアセスメントを見直し、シートを最新の状態に更新する仕組みを構築しておくことが重要です。定期的な見直しも、年間計画に組み込んでおくとよいでしょう。

紙のリスクアセスメントシートをやめて、現場でスマホ運用する方法

リスクアセスメントは、書類を作って終わりではなく「現場で日々運用される仕組み」へ落とし込むことが重要です。しかし実際の現場では、次のような課題がよく聞かれます。

  • 紙やExcelのシートが配布されても、現場で開いてもらえない
  • ヒヤリハットや危険箇所をその場で記録できず、後回しになる
  • 部署ごとにフォーマットがバラバラで、全社で集計・分析できない
  • 改善策の進捗が分からず、形骸化してしまう

こうした課題は、リスクアセスメントシートをスマホ・タブレットで入力できるアプリ化することで一気に解決できます。

現場から報告を完結!モバイルアプリ作成ツールPlatioとは

Platio(プラティオ)は、誰でも簡単に自社の現場業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービスです。幅広い業種・業界で使える100種以上のテンプレートから選ぶだけで、簡単にアプリを作成できます。

新機能のAIアシストでは、作りたいアプリの説明や帳票画像を参考に、AIが最短30秒でアプリのベースを自動生成。アプリ作成の最初の一歩をAIが支え、すぐに欲しいアプリを作って現場で使い始められます。

また、Platioには、次のような安全衛生・現場運用に強い特長があります。

Platioで実現できる「リスクアセスメントのアプリ化」

  • リスクアセスメント をスマホ/タブレットからその場で報告
  • 危険箇所の写真・GPS情報・コメントを1レコードに添付
  • リスクレベルに応じて自動で色分け・優先度表示
  • ヒヤリハット記録、KY活動チェックも同じプラットフォームで管理
  • 入力データはクラウド上で一元管理、Excel/CSVへ出力可能

特に「建設現場ヒヤリハット記録」「建設現場KY活動チェック」「工事安全点検」などのテンプレートは、リスクアセスメントの日常運用と相性が良く、紙からの置き換えがスムーズに進みます。

リスクアセスメントを業務アプリで効率化した事例

日常点検報告のアプリ化で年間400時間の効率化を実現(株式会社興徳クリーナー 様)

工場などから排出される廃アルカリ、廃酸の中和など、産業廃棄物の中間処理を行っている興徳クリーナー様では、設備の点検結果や臭気指数を記録する「工場日常点検」や夏期の熱中症予防のための「暑さ指数(WBGT)管理」など、現場における様々な報告業務を紙で行っていました。しかし、紙の報告書は紛失や破損などのリスクがある上、手書きの記入やファイリングに手間がかかり、せっかく蓄積した情報を役立てづらいなどの課題がありました。

そこで、Platioで日常点検報告アプリを最短1時間で作成。報告や情報管理業務を効率化し、年間400時間の業務効率化につなげることができました。同時に紙での管理からデジタルでの管理に変えたことにより、ISOや行政の許認可に必要なデータの記録も効率的に行えるようになり、データ蓄積による分析や改善計画に役立てています。

株式会社興徳クリーナー様 工場の日常点検報告をアプリ化し、年間400時間の業務を削減!
作成したアプリ画面

導入事例の詳細はこちらからご確認ください。

株式会社興徳クリーナー様 工場の日常点検報告をアプリ化し、年間400時間の業務を削減!

安全パトロールのアプリ化と報告書の自動作成で、年1800時間を削減(株式会社フィールド・パートナーズ 様)

株式会社フィールド・パートナーズ、年間1,800時間削減

土壌汚染の調査・浄化工事を手がけるフィールド・パートナーズ様では、建設現場での安全パトロール業務を紙とExcelで管理していました。点検記録と是正報告が分断されて転記に手間がかかり、写真管理や報告書作成をExcelで手作業対応していたため、業務が非常に煩雑でした。各現場の記録が散在し、傾向分析や再発防止への活用も難しい状況でした。

そこで、Platio Connectで安全パトロールアプリを作成し、業務ポータルとデータ連携することで、点検から報告書作成まで自動化。選択式入力で情報を定型化し、データの分析も容易になりました。年間1,800時間超の工数削減を実現し、安全衛生管理の質と信頼性が大幅に向上。残業時間の削減による働き方改革にもつながっています。

安全パトロールアプリ

導入事例の詳細はこちらからご確認ください。

株式会社フィールド・パートナーズ 様 安全パトロールのアプリ化と報告書の自動作成で、年1800時間を削減

リスクアセスメント シートに関するよくある質問

ここでは、リスクアセスメントシートに関して、担当者から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。
実務上の疑問点を解消し、よりスムーズにリスクアセスメントを進めるための参考にしてください。

Q. リスクアセスメントシートの保管期間に決まりはありますか?

リスクアセスメントシートの保管期間について、労働安全衛生法に直接的な規定はありません。
しかし、関連する安全衛生委員会の議事録は3年間の保存義務があるため、これに準じて少なくとも3年間は保管することが推奨されます。

実施記録として重要な書類のため、社内規程で保管期間を定めておくとよいでしょう。

Q. リスクの見積もり方法(5段階評価など)に決まった形式はありますか?

法律で定められた統一の形式はありません。
事業者は、自社の作業内容や職場の実態に応じて、合理的で分かりやすい方法を選択できます。

厚生労働省の指針では、災害の「重大性」と「可能性」を組み合わせて評価するマトリクス法や、数値を足し合わせる方法などが例示されており、これらを参考に自社の基準を設定します。

Q. パートやアルバイトもリスクアセスメントの対象になりますか?

はい、対象になります。
リスクアセスメントは、正社員や契約社員だけでなく、パートタイマー、アルバイト、派遣社員など、事業場で働くすべての労働者が対象です。

雇用形態にかかわらず、同じ作業に従事するのであれば同様のリスクにさらされるため、すべての作業者を対象に危険性の特定と評価、対策を行う必要があります。

まとめ|リスクアセスメントは「作って終わり」ではなく「現場で回す」もの

リスクアセスメントシートは、職場の潜在的な危険性を特定し、評価・対策を講じることで労働災害を未然に防ぐための重要なツールです。労働安全衛生法においてもその実施が推奨されており、事業者にとって不可欠な取り組みといえます。

本記事で紹介した5つのステップや項目別の書き方、業種別の記入例を参考にシートを作成し、現場の作業員を巻き込みながら継続的に運用することで、安全な職場環境の実現が可能になります。

そして、紙やExcelのシートを「現場アプリ」として運用することで、運用負荷を下げながら、リスク情報を組織横断的に蓄積・活用できるようになります。

リスクアセスメントシートをデジタル化するなら

Platioなら、ヒヤリハット報告・KY活動・安全点検・リスクアセスメントを一気通貫でアプリ化できます。

Platioでは、アプリ作成から活用まで無料でお試しいただける無料トライアルをご用意しています。「実際の操作感を試してみたい」というご担当者様は、ぜひこちらをご利用ください。

Platio編集部 最終責任者:中野

著者画像 中野

2013年にアステリアに入社。制作からディレクションなどPlatioのWEB関連を担当をしています。

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