
見積書に並んだ「要件定義」「基本設計」の行を見て、手が止まる。1つずつ何の作業なのかが分からないまま、合計だけが大きい。業務アプリの費用は、外注・パッケージ・ノーコードのどれを選ぶかで「何にお金がかかるか」が変わります。 ノーコードのPlatioなら初期費用はかからず、月額2万円台から始められます。見積もりが高いと感じたら、金額の前に内訳のどこが膨らんでいるかを見てください。
同じ「業務アプリを作る」でも、お金がかかる場所が3つの方法で違います。
| 外注(受託開発) | パッケージ(既製システム) | ノーコードツール | |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 要件定義・設計・開発でまとまった額 | 導入設定・データ移行 | かからないものが多い |
| 月々の費用 | 保守契約 | ライセンス料 | 利用料 |
| 項目を1つ足すとき | 都度見積もり・追加開発 | カスタマイズ可否は製品次第 | 自社の担当者が画面上で変更 |
| 使い始めるまで | 1から開発するため長い | 製品と設定範囲による | テンプレートを選んで項目を調整するだけ |
| 自社の運用に合わせる | 合わせられるがコストが乗る | 製品に業務を合わせることがある | 合わせられる |
金額は業務の複雑さで大きく変わるため、相場を1つの数字では示せません。ただし費用が膨らむ理由はだいたい同じで、あとから変えるときにお金がかかる形になっているからです。点検の項目が増える、報告先が変わる、写真を添えたくなる。そのたびに追加費用が発生する契約かどうかが、3年使ったときの総額を分けます。
外注に出さず、自社の担当者がアプリを作った2社です。片方は選定時に外注との金額差を比べています。
寄付型ショッピングサイトを運営する株式会社こころ様は、二次流通品に合うシステムが見つからず、紙とExcelで運用していました。JANコードが同じでも賞味期限や外装の状態が異なる商品を別々に管理できないことが課題でした。ピックリストや梱包チェック用紙など約200枚を毎朝印刷するのに30分以上かかり、倉庫のPCは1台で順番待ちも起きていました。
同社は選定の理由として「外注でアプリを開発する場合、数百万円以上かかるが、月額2万円台の低コストで導入できる」ことを挙げています。自らノーコードで「倉庫作業管理アプリ」を3日で作成し、入荷検品・入庫・ピッキング・梱包・棚卸を一括管理する形に変えました。リードタイムは5日から2〜3日に短縮され、PCへの移動と順番待ちもなくなりました。

株式会社こころ様の取り組みは事例ページで詳しく紹介されています。
岡山県を中心に設備・土木関連の事業を展開する東備建設株式会社様は、従業員15名の会社です。点検の記録は各重機に置いた点検用紙に記入し、月1回すべての用紙を回収して確認していました。回収日以外は点検状況が分からず、記入漏れがあっても対応できません。用紙の回収には丸1日以上かけて各工事現場をまわっていました。
Platioで「重機点検アプリ」を数日で作成し、点検報告をリアルタイムで確認できる形に変えました。点検用紙の回収業務と紙の管理工数がゼロになり、点検漏れゼロを実現しています。選定の理由には「初期費用ゼロ、月額2万円台という低コストで自社に合ったアプリを導入できる」ことと、20代から70代までの現場担当者が全員操作できる分かりやすさを挙げています。

東備建設株式会社様の事例詳細はこちらからご覧いただけます。
紙やExcelの業務をアプリに変えた企業の資料を、10業種32社分まとめています。どの業務にいくらかけて何が変わったのかが、業種別に並んでいます。
Platio(プラティオ)は、アステリア株式会社が提供するノーコードのモバイルアプリ作成ツールです。初期費用は不要で、月額2万円台から利用できます(2026年8月時点)。 サーバーの構築や購入は必要ありません。
外注との違いは、作ったあとに現れます。外注で作ったアプリに項目を1つ足すには、依頼と見積もりと納品の工程が入ります。Platioは100種類以上のテンプレートから選んで項目を調整する方式なので、項目の追加や順番の変更を自社の担当者が画面上で行えます。報告先が変わっても追加費用はかかりません。
料金プランはLite・Basic・Premium・Enterpriseの4つで、もっとも安いLiteが月額27,000円(税別)です。入力したデータをExcelの指定様式で出力する機能は、Basicプラン以上で使えます。無料トライアルがあるので、自社の帳票を1つ移して試したうえで判断できます。
Q. 見積もりを取らずに、だいたいの費用を知る方法はありますか。
A. 料金プランは公式の料金ページで公開されています。自社の人数で試算したい場合はオンライン相談で確認できます。どの規模の会社がどう使っているかは、事例集の各社ページで見られます。
Q. アプリを作る人件費はどう見ればよいですか。
A. Platioはテンプレートを選んで項目を調整する方式で、事例では株式会社こころ様が3日、東備建設様が数日で完成しています。外注では要件定義や打ち合わせに社内の工数がかかるため、そこも含めて比べてください。作る様子は体験セミナーで実際の画面を見られます。
Q. 使ってみて合わなかったら、費用はどうなりますか。
A. 無料トライアルの期間中に試せます。自社の帳票を1つアプリにして現場で使ってみて、続けられそうかを確かめてから契約に進めます。
Q. 情報システム部門がなくても導入できますか。
A. できます。事例では現場の担当者や業務部門がアプリを作っています。東備建設様は、20代から70代までの現場担当者が全員操作できたと話しています。
テンプレートから業務アプリを作る様子は、60分のWebセミナーで実際の画面を見られます。自社の業務でどこまでできるかを、費用感とあわせて判断できます。
金額の合計だけを並べても比較になりません。次の6点をそろえて聞くと、3年後の総額が見えます。
| 確認する項目 | なぜ見るか | Platioの場合 |
|---|---|---|
| 初期費用に何が含まれるか | 要件定義・設計・データ移行のどこまでか | 初期費用は不要 |
| 月々の費用の内訳 | 保守なのか、ライセンスなのか、利用料なのか | 利用料。Liteは月額27,000円(税別) |
| 項目を1つ足すときの費用と期間 | 現場の業務は変わる。ここが一番効いてくる | 担当者が画面上で変更。追加費用なし |
| サーバー・端末の費用 | 別途購入が必要か、クラウドで済むか | サーバーの構築・購入は不要 |
| ユーザーを増やすときの単価 | 部署や拠点を広げたときに跳ね上がらないか | 標準10ユーザー。10ユーザー単位で追加でき、単価は料金ページに記載 |
| 試せる期間があるか | 現場に合うかは使ってみないと分からない | 無料トライアルあり |
とくに3つ目の「項目を1つ足すときの費用と期間」を必ず聞いてください。 導入時の金額が安くても、変更のたびに見積もりが必要な形だと、現場の要望が上がってくるほど費用が積み上がります。逆にここが自社で完結するなら、使い始めてから育てられます。
なお、基幹システム側の改修まで必要な範囲は、ノーコードでは完結しません。そこは外注のほうが早く着きます。
株式会社こころ様は外注なら数百万円以上と見ていた倉庫管理を月額2万円台で内製し、東備建設株式会社様は初期費用ゼロで重機点検アプリを数日で用意しました。どちらも金額の大小より、あとから自分で直せる形を選んでいます。
見積もりを比べるときは、初期費用と月額だけでなく、項目を1つ足すときの費用と期間を必ず確認してください。現場の業務は変わるので、そこが総額を分けます。
無料トライアルで、いまの帳票を1つアプリにしてみてください。項目を1つ足す作業が何分で終わるかが、その1つで分かります。