みなさん、こんにちは。プロダクトマーケティング部のタクミンです。
ノーコード文化を広げ「日本のソフトウェア文化を変革する」をビジョンに掲げる一般社団法人ノーコード推進協会が主催する「Impact NoCode Hackathon」が2024年3月9日に開催されました。
第1回目となる本イベントは「地域の課題を解決するアプリをノーコードでつくる」をコンセプトに、防災活動に関するアプリの開発に挑みました。参加者はオンラインで集まり、15名のメンバーがチームを作って、わずか数時間でアプリを完成させる必要がありました。
誰でも簡単にスピード感を持ってアプリの開発を可能とするノーコードツールの強みが発揮されたイベントとなりました。
イベントでは参加者が作成したアプリを審査し、最優秀賞1作品と優秀賞2作品が選ばれます。その中で、Platioで開発した防災アプリ「シーワップ」が優秀賞を受賞しました。
画像引用元：ノーコード推進協会
「シーワップ」は災害時に特定の医療サポートが必要な方や外国籍の方、子育て中の方など通常対応ではサポートしきれない災害弱者といわれる方のためのアプリです。事前に災害弱者の方が配慮してほしい情報を登録することで、被災時に配慮可能な避難所を案内します。また、災害発生時には、衣料品や育児用品などが整備された避難所の検索ができる仕組みも開発しました。
「シーワップ」はイベント当日の参加者が初めて使うノーコードツール「Platio（プラティオ）」を活用し、たった5時間で作成しました。Platioを活用すれば「シーワップ」のように情報の登録や検索、ボランティアの受付などの仕組みを簡単に作成することができます。
ハッカソン当日にはじめてPlatioに触れましたが、非常に簡単に優れたUIデザインのアプリを開発できたため、大きな驚きを感じました。ノーコードツールの中でも、Platioで作成できるモバイルアプリは、オフラインでも使えるため、通信環境が不安定な被災地の現場の情報を収集するのに役立つだろうと想定しています。
「シーワップ」はアプリ作成経験のないメンバーでチームを組んで作成しましたが、豊富なテンプレートや直感的な操作画面でサクサクと必要な機能をアプリに追加しながら、5時間という短時間で使えるアプリを作成できました。チームメンバーに国際的な学部に所属する大学生の方がいらっしゃったことからも、災害弱者と呼ばれているような方々を“誰も取りこぼさない”という想いをチームで持ち、アプリの作成を開始しました。アプリ作成時には、現場の入力者の忙しさを考慮したシンプルな入力項目にすることや、サポートの種類によってデータベースを分けることで、項目をわかりやすくすることなどを意識しました。
今回はハッカソンとしてアプリを作成しましたが、アプリの改修も簡単に行えるので、実際に現場で活用しながらアプリを現場のニーズに合わせて変えながら使いやすくしていける点もPlatioの魅力だと感じています。Platioにはバーコードリーダー機能や、センサーとの連携機能もあったため、人や物の管理、遠隔避難所の情報把握などの機能の追加もできるのではないかと考えております。
株式会社富士通ラーニングメディア 大谷 奈名美様
ディーエムソリューションズ株式会社 石栗 悠太様
愛媛大学大学院 地域レジリエンス学環 嘉藤 嵩様
優秀賞受賞の様子
Platioでは、誰でもすぐにアプリ作成から活用までを体験できる「今すぐ体験！」を実施しています。ご興味のある方はぜひお試しください！
