教えて！あなたのミニアプリについて

他の人が作成したアプリは、Platioユーザーにとって役立つヒントが満載です。アイデアや工夫、苦労話を共有したい！そんな思いからインタビュー企画をスタートしました。

今回は、「生きがい創造企業」という理念のもと、スポーツクラブの運営などを手掛けているルネサンスの橋本さんにお話を伺いました。

株式会社ルネサンス
ビジネスリレーション部 業務支援チーム 主任　橋本 みなみさん

スポーツクラブの運営や健康プログラムの提供、介護リハビリ事業などを展開している株式会社ルネサンス。各事業の連携を強化し、バックオフィス業務を集約してチームでサポートする業務を担当。事業全体をスムーズに動かす、縁の下の力持ちです！

導入のきっかけになった忘れ物管理アプリ

Platio導入のきっかけとなったアプリについて教えてください。

導入時に作成したのは、忘れ物管理のアプリです。当時、全社的にお客様に関わる業務の効率化の取り組みを行っており、その一つが忘れ物管理のアプリ化でした。

Platioで忘れ物を登録するイメージ

それまでは、紙台帳での管理を行っていたのですよね。忘れ物管理のアプリについては、事例記事もみていただきつつ…。他に、新たに作成したアプリはありますか？

はい、3つほどあります。一つ目はスイミングスタッフのレッスン振り返りアプリ、二つ目は施設内の品質管理アプリ、三つ目は社内の備品の利活用アプリです。

新たなアプリが三つも…！それぞれアプリ化の前は、どのような運用を行っていたのでしょうか。

それぞれExcelで管理していました。アプリ化したことで、タブレットから簡単に入力できるようになり、写真の添付も可能になりました。最初に忘れ物管理アプリを導入していたおかげで、アプリに対する抵抗感もなく、スムーズに活用できたと感じています。

それぞれのアプリについて、詳しくお尋ねしていきたいと思います！

導入後も続々と増えたアプリ

スタッフも社員も嬉しくなるレッスン振り返りアプリ

レッスン振り返りのイメージ

一つ目はレッスン振り返りアプリですね。こちらはスイミングの指導者の方が、自身のレッスンについての振り返りを実施するイメージでしょうか。

はい、レッスンをよりよいものにしていくために定期的に入力してもらっています。スイミングのスタッフはみんな水着を着てレッスンをしています。PCのある事務所まで、着替えを終えずに離れた場所でも実施できるようになったところが、非常に良くなった点です。

アプリの細かい作りについてですが、このアプリは子レコードを使って登録するのですね。
（参考：Platio活用のヒント～子レコード～）

メニューがたくさんあるとスタッフが迷ってしまうかなと。スタッフは、自分のページだけを見ればよい、という作りにしています。前回どうで、今回はどうなった、というのを振り返りしやすくしています。

なるほど。逆に、社員はきちんとフィードバックできているか確認しやすいように、全スタッフの一覧が見えるようになっているんですね！

↑スタッフは自分だけのページが一覧で見れて（左）、社員は全スタッフの一覧が見れる（右）

このアプリでもう一つ感動したことがあるのですが。社員からのフィードバックで、絵文字を選択できるようになっているのですね。

忙しくてコメントまではできないけれど、「見ました」ということを伝えたい。でもただのチェックだと味気ない。そこで、少しでもモチベーションをあげられるように、テキスト選択フィールドで絵文字を選択できるようにしました。このアイデアは、現場スタッフのことをよく理解している営業の方から出たものです。

とてもいいアイデアですね！広めていきたいと思います。

施設の改善ポイントが一目でわかる施設巡回アプリ

二つ目のアプリは、施設内の改善ポイントを記録し、対応完了するまでの進捗がわかるようにするためのアプリです。

エリアマネージャーの方が、各施設を巡回したときに改善ポイントを記録するイメージでしょうか？

はい。各施設のスタッフが気づいた問題を、自分たちで登録するパターンと両方あります。

先に紹介してもらった忘れ物管理のアプリと、色の使い方が少し似ていますね。

同じ感覚で使ってもらえる方が良いかなということで。Platioでは、対応が終わったものはグレーアウトという認識で揃えています。

各施設の「もったいない」を軽減！資源を分け合える「ルネクル」

三つ目のアプリは、社内の備品利活用を目的としたアプリです。以前は、各施設から本社に届くクリアファイルなどの備品を、処分してしまうこともありました。しかし、他の施設が必要としていることがあり、それをつなげるためにはじめました。

レッスン振り返りアプリと施設巡回アプリはミニアプリが分かれていましたが、このアプリは、忘れ物管理のアプリの中に組み込まれているんですね。

はい。使う人によって、データポケットで分けるかミニアプリを分けるかも使い分けています。

「ほしいスイッチ」をオンにして登録すると、レコードが消えて「予約済み」のほうに移りましたが…！これはどのような作りになっているのでしょうか！？

「出品」以外の「閲覧・予約」「予約済み一覧」「発送」は副データポケットで作成しています。アプリの画面上には見せていませんが、「ほしいスイッチ」「発送スイッチ」などの条件を設定し、特定のレコードだけを表示するようにしています。

↑「ルネクル」の「出品」以外の各データポケットは、副データポケットで構成されている

↑「出品」「閲覧・予約」「予約済み一覧」「発送」それぞれのデータポケットで、絞り込み条件が異なっている

なるほど！レコードのフィールドは30個近くありますが、どのデータポケットに、どのレコードのどの項目を表示させるかは、絞り込み条件を変えてコントロールしているのですね。

フリマアプリのようなイメージで、予約すると予約済一覧に、発送準備に入ると発送準備用のデータポケットにレコードの場所が移っていくように作成しました。アプリの壁紙画像に説明文を入れこむことで、説明も省略しています。

各データポケットの壁紙の色味を変えているところも、自分がどの画面を開いているのかわかりやすくてよいですね！

↑「ルネクル」の壁紙は、橋本さんの自作なのだそう

ちなみに、これまでにどのくらい取引されたのでしょうか。

700点くらい出品して、半数くらいは発送しました。リサイクルやSDGｓの観点でも貢献できています。このアプリをリピート利用している店舗もあります（笑）

そんなにたくさん！ほしいものが出品されたらラッキーですね。

多店舗展開を成功させるコツ

四つの用途の異なるアプリを作成・運用されている橋本さんですが、どのようにアプリを展開されたのでしょうか。

当社では、新しい取り組みを始める際、まずパイロット店舗で試験運用を行い、その結果を踏まえて本格的に展開する文化があります。アプリも同様に、試験運用からスタートしました。

展開がうまくいったコツはありますか？

運用の移行期間を長めに設けたところでしょうか。新しい運用に慣れつつ、楽しみながら使ってくれたのではと思っています。

逆に、うまくいかなかったところや苦労されたところはありますか？

アプリへの期待が高くてうまく応えられないこともありました。最適な方法を一緒に見つけていく過程が楽しくもあり、苦労したところでもあります。導入当初は現場から直接フィードバックをもらうこともあり、落しどころを見つけるのに時間がかかることもありました。

現在はアプリのフィードバックはどのような体制で行っているのでしょうか。

現在は、各業務の本社窓口担当者が現場の声を集め、アプリの修正が必要かどうかを検討した上で、適切なフィードバックを行う体制が整いました。

こだわりは一覧画面の見やすさ

アプリの話に戻りまして、ズバリ橋本さんの“アプリの推しポイント”を教えてください！

やはりレコードの一覧画面です。色の使い方など、どうやって見せたら一番わかりやすいかを試行錯誤して作りました。

とってもカラフルで綺麗ですよね。

↑レコードの色設定の一例

この設定の順番も重要ということが、試していく過程でわかりました。

↑一覧画面のレイアウト設定の一例

レイアウトの設定ですが、こちらは調整するの結構大変でしたよね…！？

ここは結構苦労したポイントです。各施設では主にiPadを使っているので、iPadで綺麗にみえるように調整しました。レイアウトをエクスポート／インポートできるのが助かりました。

掲載しきれなかった画面もありますが、ぜひ参考にしていただきたいと思います！

↑アプリの“推しポイント”を解説してくれる橋本さん

教えて！みんなのアプリ運用法

複数のアプリを紹介してもらいましたが、これから作ってみたいアプリはありますか？

今後は、スポーツクラブ事業向けのアプリ以外にも、購買系の在庫管理など、内部管理業務のアプリ展開に取り組んでいきたいと考えています。

すでにPlatioマスターのような橋本さんですが。最後に、他のPlatioユーザーさんに聞いてみたいことはありますか？

2人以上のチームでアプリの運用をしている方に、どのようにアプリを作成・管理・運用しているか役割分担などを聞いてみたいです。

現在はどのように運用されているのでしょうか。

3人で運用していますが、他の方は主に相談役として関わっています。アプリの作成まで一緒に進める場合は、どのように運用しているのか、お話を伺ってみたいです。

複数名で運用されているユーザーさんもいらっしゃるので、今後お尋ねしていきますね！本当に貴重なお話、ありがとうございました。

【利用期間】2020年11月～2025年9月まで
※本記事に記載された情報は2025年1月時点のものです。詳細は弊社までお問い合わせください。

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この記事の著者：渡部かおり

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