Platioの便利な機能や新しくリリースした機能などをPlatioオススメ機能として紹介していきます。
今回は入力したデータに応じた説明文や画像が自動で表示される「ラベル系フィールド」を紹介します。
Platioを用いて点検業務などを行う際に、点検対象の画像や注意事項のテキストを表示し、作業担当者に見てもらいたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
そのような場合は、「レコード選択フィールド」で点検対象を選択させ、選択された点検対象に応じた画像やテキストを表示させることができる「ラベル系フィールド」を使うことで解決できます。
「ラベル系フィールド」には「ラベルフィールド」「複数行ラベルフィールド」「画像ラベルフィールド」の3つがあり、いずれも「レコード選択フィールド」で選択された内容に応じて、画像やテキストの表示ができたり、他のフィールドの値を計算して表示シーンで計算結果を表示することができます。この記事では、レコード選択フィールドを使ったラベル系フィールドの使い方を紹介します。
なお、「ラベル系フィールド」はPremium／Enterpriseプラン限定の機能となります。
例えば、選択された対象について簡単な補足説明を表示させたい場合であれば「ラベルフィールド」を、複数の注意事項を箇条書きで表示させたい場合であれば「複数行ラベルフィールド」を、そして複雑な内容を画像により一目で分かるように表示させたい場合であれば「画像ラベルフィールド」が便利です。
なお、「ラベル系フィールド」で表示されるデータはデータポケットには保存されません。
実際に「公園巡回点検」アプリテンプレートを使って、「ラベル系フィールド」の設定方法などを紹介します。
「公園巡回点検」アプリテンプレートは、公園等の点検時に発見した破損箇所や異常箇所を記録し、保守部門と情報を共有する運用を想定しています。
この公園巡回点検アプリでは、「巡回公園一覧」データポケットに点検対象の公園の情報を設定できます。また、「巡回報告」データポケットでは「巡回公園一覧」データポケットの「公園名」フィールドを選択元とした「レコード選択フィールド」が設定されており、点検対象の公園名を一覧から選択できるようになっています。
今回は「巡回公園一覧」データポケットに点検箇所のより細かい内容を示す画像とテキストを設定し、それらを表示するために「巡回報告」データポケットで「画像ラベルフィールド」と「ラベルフィールド」を追加します。
まず、「巡回公園一覧」データポケットに「画像フィールド」と「テキストフィールド」を追加し、それぞれのフィールド名を「点検箇所詳細画像」、「点検箇所詳細内容」とします。
次に、「巡回報告」データポケットで「画像ラベルフィールド」と「ラベルフィールド」を追加し、設定アイコンをクリックします。「画像ラベルフィールド」の場合は、設定アイコンをクリック後、「表示する画像」で表示したい画像が紐づく「レコード選択フィールド」を選択し、表示したい画像フィールドを指定します。「ラベルフィールド」の場合は、「表示するテキスト」を「レコード選択」とし、表示したいテキストが紐づく「レコード選択フィールド」と表示したいテキストフィールドを指定します。
各種設定が完了したら、保存・配布を行い、「巡回公園一覧」データポケットに追加した「点検箇所詳細画像」フィールドと「点検箇所詳細内容」フィールドの値を含めたレコードを登録します。
「巡回報告」データポケットの新規レコード作成画面で「公園名フィールド」で先ほど作成した公園名を選択すると、公園名に紐づく画像とテキストが表示されました。
また「巡回公園一覧」データポケットに登録した「画像フィールド」「テキストフィールド」の内容を変更すると、「画像ラベルフィールド」と「ラベルフィールド」の内容も変動します。
「ラベル系フィールド」をお使いいただくことで、「レコード選択フィールド」で選択した内容に応じた情報を作業担当者に伝えることができます。ミニアプリ作成の幅が広がるだけでなく、作業時のミスを減らすことにつながる機能になっています。ぜひ利用してみてください！
「ラベル系フィールド」の詳細については、以下のガイドにてご確認ください。
