みなさん、こんにちは。プロダクトマーケティング部のタクミンです。
Platio（プラティオ）の製品サイトにて、導入事例インタビュー動画を公開していることはご存じでしょうか？実際にPlatioを活用しているお客様の生の声や作成したアプリを利用しているシーンなどを視聴することができます。
今回は、2023年10月に事例インタビュー動画を公開したばかりの洛西貨物自動車様が取り組まれている、Platioで業務効率化を実現したプロセスについて改めてお伝えしたいと思います。
事例インタビュー動画には入りきらなかった裏話など、Platio導入に至る経緯からアプリ導入の効果までをご紹介いたします。
配送の時に受領書や出荷リストも無い、持って行った先で受け取って下さる方がいる訳でもない、という弊社では珍しいタイプの地域配送業務を受注する事になりました。ドライバーからすると、指定場所に持って行って置いてくる単純な業務だろうと、正直そう思っていました。
ところがしばらくして課題が見えてきました。毎日、納品先から「物が届いてない」「ダンボールが潰れている」といった様々な問い合わせの電話がかかってくるようになりました。電話への対応で追われる日々が続きます。ここでさらに課題が見えてきます。「商品は何か？商品番号を覚えていますか？」という問い合わせに、受領書などもない形の配送スタイルだったので、ドライバーの記憶をたどるしかありませんでした。正直、数日前の記憶は不鮮明で、「なんとなく、そんな商品だったと思う」というようなぼんやりとした回答しかできません。結局は「分かりません」という回答になります。
はい、まず最初に思いついたのは、チャットグループを作って配送物の写真を1件ずつ送ってきてもらう、という事でした。想像はしていましたが、チャットグループの通知が１日中鳴ります‥。壊れたと思うくらいすごい量でした。しかも、確認したいはずの写真（情報）を探すのがとても大変でした。
Platioは「誰でも作れる」・「導入コストが低い」という２つのフレーズを見つけて、試しにやってみようと思い、トライアルを申し込みました。必ず欲しかった機能として１つが、「写真を撮る」ことで、ついでに1件ずつメールを送信せずに自動で報告を共有できたらいいなと思っていました。そしてもう1つが「欲しい写真」をすぐに取り出せること（検索性）でした。
Platioで作成したアプリでは「写真を撮る」ことができます。もちろん撮影したデータはクラウド上に保存されるので、即座に共有・確認ができます。さらにもう1つの検索性についても「お店の名前」と「写真」がセットになって保存されるように、情報を見つけやすい仕組みを自分で作ることができました。
最初のアプリを作って、テスト運用を１名のドライバーとはじめました。3ヵ月後には該当業務のドライバーを含む20名規模くらいでの利用に持っていきました。
心がけたのはドライバーがシンプルで使いやすく負担にならない様に、さらに管理者もデータ確認が容易になるよう心掛けて、少しずつアプリの内容を変えていきました。今でも時々、業務の変化に合わせて、アプリを改修しながら活用しています。
こうした最低限の機能からライトに立ち上げて、欲しい機能を好きなように足していけることがPlatioの魅力だと思います。自分の都合で思った時に、すぐに変更できる、このスピード感もPlatioの良さだと実感しています。
「配送記録アプリ」の運用を開始して、確実に配送記録が残るようになり、問い合わせにスムーズに対応できるようになりました。さらに、荷主様もこの新たな配送業務について「リアルタイムで配送状況を把握したい」という同じ悩みを抱えており、自然と「配送記録アプリ」を使って情報共有するやり方へと動いていくこととなりました。
はい、荷主様にも閲覧用アカウントを付与し、配送の「見える化」を実現しました。そうすれば配達時間の確認や問い合せについても、アプリで進捗確認できるので、我々との電話のやりとりがなくなります。我々ドライバー達のために作った「配送記録アプリ」が今では荷主様からも必須アイテムだと賞賛され、活躍しています。
Platioでアプリ化して、荷主様側の業務改善の効果が出るなど、配送の「見える化」が大きな役割をしめるようになったと感じています。
実は、このPlatioでの取り組みで想定していなかった機能が、実際の現場で大変重宝しています。それは「プッシュ通知」と「Excelフォーマットでダウンロードできること」です。基本的なExcelの機能で、検索したりデータ加工したりすることも容易です。配送にかかった時間などのデータの分析にも活用しています。想定していなかった機能が、実際の現場で大変重宝しております。
今回は洛西貨物自動車様に、作成したアプリと課題解決に至るプロセスをお伺いしました。
洛西貨物自動車様では、「Platio One」を利用して、今回の取り組みで作成された「配送記録アプリ」を「ぴくラビ」という名前で他社でも利用できるようにサービス化し、提供を開始されています。
また、Platio製品サイトでは、Platioを活用して業務効率化に取り組んだ導入事例を多数公開しています。また、洛西貨物自動車様を始めとする多種多様な業種のお客様の事例インタビュー動画を公開していますので、そちらもぜひご覧ください。
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