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【開催レポート】もっと使いやすく!Platioミニアプリ改修のススメ

Platio勉強会開催レポート

プロダクトマーケティング部の工(タクミ)です。

著者画像 工

Platioユーザー様・パートナー様向け勉強会「もっと使いやすく!Platioミニアプリ改修のススメ」を2022年6月下旬に開催しました。

今回の勉強会は、実際にお客様にご提案した内容を元に、ミニアプリにひと手間加えるだけで、より便利に使える機能を紹介しました。
うっかり操作ミスをなくしたい、情報を見やすく整理をしていきたいといった、Platioのミニアプリをもっと使いやすくするための機能ですので、ぜひご活用いただければ幸いです!

解説担当は『菊ちゃん』こと菊地 雄大です。

菊地画像

ここで、本題に入る前にPlatio用語を、復習を兼ねて簡単に紹介します。

  • ミニアプリ:データポケットやレコードを管理する単位。
  • データポケット:データを入力・表示する部分。
  • フィールド:データポケットで1つの値を入力する項目。
  • レコード:フィールドに入力されたデータ。

Platio Studio図解

Platio Studio画面イメージ

アプリ図解

アプリ図解

それでは、当日の様子をレポートします!

入力漏れやうっかり削除をなくす方法

Platioを利用することで、入力・記録はラクになるけれど、入力漏れやレコードの削除などのうっかりミスは起こり得ます。後からの編集もできますが、データの整合性を保つためには、事前にそれらのミスを防ぐことが重要です。そこで、フィールドの必須入力とレコード変更・削除権限の設定方法について解説しました。

フィールドの必須入力

入力漏れを防ぐには、必須入力を設定します。設定はPlatio Studioの各フィールドのプロパティから設定が可能です。フィールドのプロパティを表示し、「必須」という項目にチェックを入れると、フィールド上に「*」マークが表示されます。

フィールドプロパティ

「必須」の設定をすると、入力が漏れていた場合、レコードの登録自体ができません。チェックボックス一つの設定で、入力漏れを防ぎ、後から編集する必要もなくなり、さらに使いやすいミニアプリができます。

各フィールドにどんなプロパティが用意されているのか、ぜひ確認してみてくださいね!

レコード変更・削除権限設定

続いて、「うっかりデータを書き換えちゃった!」というミスを防止するための機能をご紹介しました。Platioのミニアプリは簡単に操作ができる分、誤って他人の登録したレコード(ミニアプリに登録した情報)を変更してしまうというミスが発生する可能性があります。そこで、報告を作成した人だけがレコードを変更できるように権限を設定します。

権限の設定は、Platio Studioのデータポケットの「設定」から行います。

データポケット編集画面

権限の設定には「作成者のみが読み書き可」「誰でも読み込み可・作成者のみ書き込み可」「誰でも読み書き可」の3つ選択が可能です。

誰でも編集ができるようにしたいけど、削除してしまいそうで不安…

さらに、ユーザーがミニアプリからレコードを削除できないように設定することもできます。データポケット編集画面の「シーンの設定」から行います。「レコード削除」のチェックボックスからチェックを外し、完了ボタンをクリックすると設定完了です。

シーンの設定
レコードの削除チェックボックスをクリック

この設定を行えば、何らかの証跡としてレコードはすべて残しておかなければならないといった場合に、ミニアプリ上からの削除ができなくなり、誤操作を無くすことができます。

あらかじめ運用に合わせた設定をして、うっかりミスを防ぎましょう!

ミニアプリをもっと見やすくする方法

続いて、Platioをより便利に運用するために、ミニアプリ利用者から見える情報の整理の方法を紹介しました。

一覧シーンの表示設定

一覧シーンで表示させる内容は「割り当て」機能を使って、カスタマイズができます。

一覧シーンの設定

一覧シーンの設定から「割り当て」の設定をします。一覧で表示させたい項目を設定して保存すると、Platio Studio上でもイメージとして表示されるのが確認できました。

レコードをひとつひとつ開かなくても、どんな情報が登録されているかを一目で確認できますね!

表示の大きさ変更

レコードの文字が小さい場合は、データポケット編集画面の「ズーム」から画面表示の大きさを変更することができます。この設定では、画像の大きさや文字の大きさを一律で設定できます。最大の「大きい」に設定した場合、スクロールの手間が増える場合もありますので、ミニアプリを使用する人の好みに合わせて設定しましょう。

大きくなったアプリ画面
ズームサイズ選択

画像表示の設定

画像だけを大きくする設定方法も解説しました。フィールドの設定から画像サイズの大きさを変更できます。

表示画像のサイズ拡大
表示画像の高さを選択

現場の写真をメインの情報として使いたい場合に、特に役立つ設定ですね!

地図情報の表示方法変更

続いて、地図フィールドの便利な活用方法を解説しました。ミニアプリでは、位置情報を登録することでレコードを地図上に表示することができます。

シーンの設定、「レコードを地図上に表示」にチェック

データポケット編集画面の「シーンの設定」から「レコードを地図上に表示」にチェックを入れ、保存します。すると、地図シーンが追加されます。設定アイコンをクリックして、そこから表示フォーマットの選択、割り当ての設定を行います。

地図表示の詳細設定

ミニアプリ側ではこのような表示になります。地図アイコンが追加され、アイコンをタップすると地図シーンが表示されます。

地図アイコン

どこで調査を行ったのか、どこの現場を対応したのか、地図上でまとめて確認できるようになりますね。

位置情報をまとめて確認できるようになると、レコードの重なりから調査されていない範囲が感覚的に分かるようになります。新しい気づきにつながったり、現在地に近い場所の情報を探したりすることも簡単になります。

詳しい地図シーンの活用例はこちらもご覧ください。

色分け表示の方法

最後に、レコードの情報を色分けして表示する方法も解説しました。

清掃状況のステータスによって色が変わる

こちらは清掃状況を色分けして表示しています。未清掃は「赤色」、清掃完了は「水色」で色分けされ、レコード一覧から清掃状況のステータスが一目で分かります。

この設定方法は、データポケットのシーンの一覧の設定から行います。基本フォーマットの「カスタム」を選択し、レイアウトの編集をしていきます。

一覧シーンの設定ボタン
「レイアウトを編集」ボタンをクリック
清掃完了時の色指定

ここで「レコード一覧」で表示されるフィールド、それぞれの文字の大きさや、配置、背景色などを設定することができます。
ただし、レイアウト編集で設定した背景色は固定になるので、ステータスによって色を変えたい場合は、フィールドの編集から条件設定を行う必要があります。

フィールドのプロパティをクリックし、高度なプロパティを表示すると、背景色の条件を設定することができます。「条件」を選択し、条件の編集を行っていきます。

「条件付き表示」で背景色の条件を選択

条件の詳細を設定していきます。画像のように、「清掃完了」が「オン」なら水色、「オフ」なら赤色のように設定していくと、スイッチの切り替えで背景色が変わります。

色条件の設定

このように、フィールドに入力された値によって、フィールドの背景色を変更する条件を設定することで、情報の把握がしやすくなります。

この設定で、レコード一覧からの情報把握がしやすくなりますね!

ここまで、Platioのミニアプリをより使いやすくするための設定方法について紹介しました。

勉強会の最後に、質疑応答を行いました。

Q&A

Q. ミニアプリの入力画面において、ユーザーの権限に応じてフィールドの表示制限をする事は可能でしょうか?

可能です。副データポケットを作成し、権限ごとに表示制限をすることが可能です。 詳しくはPlatio Studioガイド 9.副データポケットをご覧ください。

Q. 一覧シーンや表示シーンでテキストフィールドに入力した文字数が多い場合に途中で「…」と表示されてしまいます。

テキストフィールドは1行での表示のため、文字数が多い場合は「…」が表示される仕様となっています。

一行テキストのサンプル

1行で表示しきれない文字列を登録することが多い場合は、テキストフィールドではなく複数行テキストフィールドを使用してください。
プロパティで「高さ」を「最小」にすることで文字数に応じて表示することができます。

Q. ミニアプリの見え方をよくする目的で、色選択フィールドを利用していますが、色選択フィールドで登録した情報を検索対象にすることはできますか?

色選択フィールドに設定している文字(ラベル)や、色コードは検索対象にすることができません。
代わりにテキスト選択フィールドを使うことで、文字色や背景色を変更でき、かつ、テキスト選択フィールドに設定している文字(値)を検索することができるようになります。

検索対象にしたい場合は、色選択フィールドを利用するのではなく、テキスト選択フィールドで背景色を変更する方法もご検討下さい。

Q. 入力画面の設定において、フィールドの配置場所を自由にカスタマイズ可能ですか?

フィールドの並べ替えは自由に行えますが、詳細な配置場所変更は出来ません。
画面上から下にフィールドが並んでいるデザインは統一で、並べ替えが行えるのみとなります。

参加者の声

参加された方から、以下のようなコメントをいただきました。

  • 知らなかった事もあり、すぐに使える情報もあったので参加してよかった。
  • まだ作ったことがなかったので、まずはNoCodeGateを確認しようと思います。ありがとうございました。

「アプリ運用の際に重要な設定だと実感した」「動画コンテンツで勉強したい」といったコメントもいただきました。使いやすいミニアプリ作りに役立ちましたら幸いです!

Platioのオンライントレーニング

今回の勉強会では、ミニアプリを使いやすくする方法に焦点を当てて解説しましたが、Platioについて体系的に学べるトレーニング動画もご用意しています。「ノーコード」について学習できるリスキリングサイト、「NoCode Gate」にて無料で公開しているのでPlatioについてもっと理解を深めたいという方はぜひご利用ください。

おすすめ資料

この記事の著者:工実香

著者画像 工実香

アステリアの製品に関するコンテンツ制作を行っています。新卒で入社し、日々奮闘中です。新しいことを学ぶのは楽しいです!

           

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